要点
- ギリシャは、イギリスの渡航者がEUの入出国システム(EES)から正式に免除されているとの見方を否定しました。
- 空港は、混雑する時間帯に生体認証チェックを一時的に停止する場合があります。
- EESはギリシャの空港で2026年4月10日に運用を開始しました。
- イギリス外務省の案内とギリシャの公式な立場は現在食い違っており、渡航者の混乱を招いています。
イギリスの渡航者がEUの新しい生体認証による国境システムから免除されるとの報道は、ギリシャ当局によって否定されました。夏のシーズンを迎える来訪者には、相反する情報が届いています。
ギリシャが実際に述べたこと
ギリシャは、イギリスの渡航者にEESの正式な免除があるとの報道を否定しました。EUの規則では、入出国システムは国籍ごとの免除なしに適用されるもので、ギリシャはそれ以外の連絡を受けていないと確認しました。
政府が認めた唯一の例外は、行列を進めるために空港が混雑する時間帯に生体認証チェックを一時的に停止する場合があるという点です。これは混み合う時間帯の運用上の緩和であり、特定の国籍に対する例外扱いではありません。
EESはギリシャの空港で2026年4月10日に運用を開始しました。
食い違う案内
この混乱は、2つの公式な情報源のずれから生じています。ギリシャ外務省はAP通信の取材に対し「たとえば特定の国籍が一時的に免除されるかどうかについて、それ以上の更新や説明は受けていません」と述べました。一方、イギリス外務省の渡航情報には「ギリシャ当局は、イギリスの渡航者について生体データ(指紋と顔写真)を取得しないとの意向を示しています」と記載されていました。
この2つの立場はかみ合っておらず、両者が整合するまで、渡航者は生体認証の登録が省略されると考えることはできません。
ギリシャにとっての重要性
イギリスからの来訪者は欠かせない市場です。昨年ギリシャを訪れたイギリスの渡航者は約490万人で、来訪者全体のおよそ3,800万人のうちを占め、観光支出は230億ユーロ(250億ドル)でした。来訪者数ではイギリスはドイツに次ぐ2位であり、入国手続きに関する混乱が注目される理由の一つとなっています。
渡航者がすべきこと
案内が食い違っているため、ギリシャへ向かうイギリスの渡航者は、免除を前提とせず、到着時にEESの生体認証登録を行うつもりで、国境で余裕をもった時間を見込んでおくのが安全です。渡航日の直前に最新の公式な案内を確認し、通常の入国要件についてはギリシャのビザ情報ページをご覧ください。




