要点
- トルコとサウジアラビアは、外交旅券とグリーンパスポートの保持者を対象にビザ免除協定に署名しました。
- 対象となる渡航者は、180日間のうち最長90日までビザなしで滞在できます。
- 協定はトルコの官報に掲載され、エルドアン大統領が署名しました。
- 一般旅券と公用旅券の保持者は対象外で、引き続きビザの申請が必要です。
エルドアン大統領が署名した協定は、入国・通過・一時滞在を対象としますが、公用旅券と一般旅券の保持者には適用されません
トルコとサウジアラビアは、外交旅券とグリーン(特別)パスポートの保持者についてビザ要件を免除することで合意し、両国の対象となる公務員が自由に行き来できるようになりました。トルコ共和国大統領府のウェブサイトに掲載された官報によると、この協定は180日間のうち最長90日までの滞在を認め、入国、出国、通過、一時的な滞在を対象としています。
協定にはトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が署名しました。国境を越えるたびに公務員がビザ申請の手続きを踏む必要をなくし、アンカラとリヤドの間の政府レベルの往来を円滑にすることが狙いです。
対象になる人、ならない人
免除の対象は2種類の旅券に限られます。外交旅券は、国際関係や国家の職務にあたる政府高官、大使、認証を受けた公務員に発給されるものです。特別パスポートとも呼ばれるグリーンパスポートは、一定の区分の公務員や政府職員に発給されます。
公用旅券や一般旅券で渡航する方は、この取り決めの対象外です。これまでどおりの手続きでビザを申請する必要があり、要件に変更はありません。
協定が目指すもの
このビザ免除は、両国の政府機関どうしの連携を強めることを目的としています。対象となる公務員が短期の訪問を繰り返す際に、そのつど個別のビザ申請を行う必要がなくなり、事務的な遅れと書類のやり取りが減ります。
一方で、両政府は対象範囲を意図的に絞っています。外交旅券とグリーンパスポートの保持者に限ることで、安全保障上の懸念につながりかねない広い開放を避けつつ、公務の渡航だけを容易にしています。この協定は、政府関係者の移動のしやすさと、誰が入国するかの管理の継続とを両立させるものです。




